レイティング、レーティング (英語: rating) とは、一般に、対象となる物事に対して、ある基準を適用して等級分けをしたり、何らかの度合いを意味する数値を付与したりすること。"等級分けをする"、"度合いを計る" を意味する英語の動詞 "rate" から来た外来語。様々な分野で用いられる用語で、各分野において実際に意味する内容は異なる
著作物のレイティングとは、著作物が一定の公共性や不特定多数の民衆の目に触れる/手に取られる機会を持つ場合に、それを鑑賞する層に対して望ましくない表現がなされていないかどうかを鑑賞者が事前に判断できるよう、一定の基準に沿って等級分けし表示するものである。
いわゆる「18禁」「○○歳以上推奨」指定のように年齢の下限に対して区分を行うことが一般的で、表現内容と対象年齢層とを対比させた表現規制基準を設定した取り決めのことを指す。多くのジャンルや業界においてレイティングの取り決めとそれを司る機関が存在するが、ほとんどは業界の利益を守ることを目的として作られた自主規制基準であるが、年齢の上限による制限は一切設けられていない。(18歳以上禁止=年齢を理由とした差別にあたる、上限を設ける理由がないという理由による)また、有害図書指定されるまでレイティングが建前になっていることも多くあるという問題点もある。
世界においては、ドラマやアニメを始めとした番組には年齢指定があり、番組放映開始前に対象年齢案内を表示したり、放映中に画面の隅にマークが表示されているが、日本においてはまずない。[1]。
倫理基準の濫立の危機があるというコメントもあり、アメリカにある団体であるESRB(Entertainment Software Rating Board)のような倫理基準とも統一した団体の設立を望む声もある。
CEROの例を見ると、現在のところ加入は義務としていないため、ESRBのような機能を完全に果たしていない。ものづくり国家のコンセプト等から、経済産業省により、日本版ESRBを意識した映像コンテンツ倫理連絡会議設立のための準備を始めている。
主なレイティング
映画のレイティングシステム
映倫規定(映画)
映倫管理委員会
ビデオ媒体のレイティングシステム
映画作品
映倫
オリジナルビデオ
映像倫理協議会(映像倫)
日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)
アダルトビデオ(→倫理審査団体と「インディーズ」)
日本ビデオ倫理協会(ビデ倫)
コンピュータソフトウェア倫理機構(ソフ倫)
ビジュアルソフト・コンテンツ産業協同組合(VSIC)
日本映像ソフト制作・販売倫理機構(制販倫)
コンテンツ・ソフト協同組合(CSA、メディ倫)
全日本ビデオ倫理審査会(AJVS、全審)
日本倫理審査協会(JEJA、日倫)
コンピュータゲームのレイティングシステム
コンシューマーゲーム
コンピュータエンターテインメントレーティング機構 (CERO)
パソコンゲーム
コンピュータソフトウェア倫理機構 (ソフ倫)
コンテンツ・ソフト協同組合
webコンテンツのレイティングシステム
Platform for Internet Content Selection (PICS)
関連項目
放送コード
日本レコード協会 レコード製作基準倫理委員会
テレビ、ラジオ(視聴率・聴取率)
テレビ、ラジオの放送におけるレーティングとは、時刻や、番組などの視聴率、聴取率のこと。この値は、その放送に対する視聴者、聴取者母体の注目度、関心度を表す指標のひとつとして用いられる。
競技
競技者への評価を、さまざまな基準で指数化したもの。
将棋
「レーティング」の表記のほうが多く用いられるため、以下では「レーティング」と表記する。
将棋倶楽部24をはじめとするネット将棋では、段級位制と並行してレーティングが採用されている。各参加者にレートと呼ばれる数値が与えられ、レートが高い参加者ほど実力が高いと見なされている。実力を測る物差しとしては、段級位制よりレーティングのほうが重視される傾向にある。
パイズレコ グラフィー デュークス レイン ムー フェミニン ロリコ ノーコン セメント ピーピン サウルス ラダケ マテバシイ スーダ オブザー ゆだま ブリザ オーバ モルジブ オペレ チッキ テールピ ファブ モノポリー オランダ フラワー ドラグ おおはさ ガイダ ライト タンゴ ブラック とみぐす バイナリー パネリスト ライラマ バクテ ワンゲル フット ピラル オピエ ビッグ マイズ ワイン ほじょう 華麗生活 チアリーダ リールック よなご ビャクシン
レートはイロレーティングの算出方法を簡素化したものを用いることが多く、対局に勝つと上がり、負けると下がる。レートの高い相手に勝つと数値が大きく上がり、レートの低い相手に勝っても数値があまり上がらないように調整されている(負けたときも同様)。
プロの棋士に対しても、独自にレーティングを設定し、実力の物差しとして用いているファンや個人サイトが存在する。一般に、プロの段位や順位戦のクラスよりも、独自に設定しているレーティングのほうが正確な実力を反映していると思われる場面も多い(段位制度は一度上がると下がらず、また長期間在籍していることで自動的に昇段するような仕組みになっているがゆえに、現時点の棋力を直接反映しない例が多い)。
現在アマの大会で使われているものは、その殆どが日本アマチュア将棋連盟の公認を受けている。全国統一のレーティングで、公認を受けないと使えない。
チェス
国際チェス連盟 (FIDE) は、チェスプレイヤーの強さをイロレーティングで指数化している。イロレーティングは、チェス以外にも、将棋など2人で対戦するゲーム全般で使うことができる。
競馬
競走馬の競走成績を指数化する方法として、競馬において負担重量にハンデ差をつける競走が存在していたのに擬えてフリーハンデという手法が取られていた。
それを指数化に改めたものとしてレイティング方式が取られるようになった。国際統一基準に基づく場合は、指数を1ポンドと仮定し、標準的なダービー馬が140とされていたが、会議で決定されるためか、なかなか140を超える馬が現れないという事態を引き起こした。短距離から順にS・M・I・L・E(通称スマイル)と合わせて評価される。
アメリカンフットボール
アメリカンフットボールで、選手(特にクォーターバック)の活躍の度合いを示す指数として使われる。パス成功率、被インターセプト率、獲得ヤードなどから算出される。満点は158.3で、90を超えていれば優秀であるとされている。